WWDC19でiPhone、iPadについて202年4月までに開発者が対応すべき事が発表されました。
この記事を読めば何を対応しなくてはいけないのか、どう対応すればいいのかがわかります。
早速見ていきましょう
目次
2020年4月には対応しないといけない事
上記画像がWWDC19内で発表されたスライドなのですが、内容は
- Adopt Launch StoryBoards
- Support any size
- Support Split Screen Multitasking
上記項目を対応しないとアプリの申請が通らなくなります。
順番に見ていきましょう
Adopt Launch StoryBoards
プロジェクト設定でLaunch Storyboardsを使用しなければならいという事なので
プロジェクト設定画面で設定してあげればOKですね
これで起動画面で表示されるスプラシュ画面でLaunch Storyboardsが表示されます
Launch Imagesは画像ファイルを解像度別に設定でき、設定されている画像でアプリの解像度が決まっていましたが。Launch Soryboardsを設定するとiPhone7 PlusやIPhoneX端末ではか@3xの解像度サイズになってしまいます。画像を綺麗に見せるには@3xの画像を用意した方がいいので注意してください。
Support any size
これはあらゆる解像度をサポートしてください。
という事なんですが、
iPhoneはLaunch Soryboardsに変えた後、色々な解像度で正しく表示されていれば問題ないと思います。
iPadも同じように対応しないといけません。
そこで次の項目になります。
Support Split Screen Multitasking
多くのIPadアプリは問答無用でRequires full screenにチェックを入れてMultitasking対応していないかと思いますが。ついに対応しないといけなくなります。iOS9からこの機能が追加されてiOS13で対応必須となります。
どう対応するのか?
- Launch Storyboard を設定します
- Device Orientationの4つ全ての方向にチェック
あとは正しく表示されてるか画面を確認すればOKです。
正しくAutoLayoutで画面作成されていれば、さほど修正もないでしょうが、昔からの固定値とかでレイアウトを作成していると修正は大変かもしれません。
まとめ
appleとしてはすべての端末で綺麗に見せるようにしたい、これからも色々な解像度の端末がでるかもしれないし対応しとけというメッセージかもしれません。
iPadでのMultitaskingをもっと利用してほしいという思惑はあるんだと思います。
以下も合わせて確認しておくと良いですよ
1/24 追記
https://developer.apple.com/jp/news/?id=01132020b
Appleからお知らせが出ましたが、
iPad対応「対応しなければならない」から「強くお勧め」に変更され表現も緩やかになっています。(must からstrongly encouraged)
1/31 追記
これどうなんですか?聞かれることがあったので、appleに問い合わせをしてみました
Q.iPhoneアプリとしてだしているアプリでもiPadの対応もしなくちゃいけないの?
A.「universal対応までしないといけないという指示は今現在受けていない」
という回答をもらったのでiPad対応まではしなくてもいいのかなという見解です